6月のお代官様〜好きっちゃ北九州

小倉生まれで 玄海育ち 口も荒いが 気も荒い
無法一代 涙を捨てて 度胸千両で 生きる身の
男一代 無法松

      

  

 小倉と言えば、無法松?小倉祇園太鼓?銀河鉄道999?目と鼻の先に本州が見えて、関門海峡を渡れば下関、巌流島に門司港レトロ、新鮮
な魚介類が手に入るし、何して遊ぶか考えるとワクワクしますね。こんな素敵な街でラグビーのテストマッチ(国際試合)が開催。相手は、2019年
のワールドカップで、日本を、釜石を元気にしてくれたウルグアイです。南米でアルゼンチンに次ぐ実力で、ラテンの血が騒ぐエキサイティングな展
開を見せてくれます。国歌も、ツッタカターって感じで一緒に歌いたくなる優れものです。6月25日、ミクニワールドスタジアム北九州でジャパンとウ
ルグアイを応援した〜い。
 今回は、急な用事が入って観光は省略。試合当日に小倉入り、先に企画いただいた祝勝会に参加して翌朝とんぼ帰りすることにしました。そん
なワガママなスケジュールを許してくれた心優しき皆さんありがとうございました。

  

  

 人生初の小倉下車。予想外の大雨で急遽百均ショップにてウルグアイカラーの水色の傘を購入、通りを歩いて商店街を探検してみました。ラン
チは「竹なか」なる和食のお店で天ぷらとお刺身の定食をオーダー。素材良し、味付け良し、落ち着いた雰囲気で満足。周辺を歩けば、暖簾をくぐ
ってみたいお店ばかりで、もう一度来ると心に誓いました。外は集中豪雨、聞くところによるとスタジアム前のイベントブースを閉めて安全な場所に
避難することになったとか。

    

 こちらは、道中出会った友人から情報を貰ってトークショーへ。メンバーはラグビー発展のため努力を惜しまない廣瀬俊朗さん、大ボケキャラの山
田章仁さん、北九州愛が強くてひたむきな木村貴大さん。3者3様の個性が出て「ええもん見せてもろた・・」って感じで満足、木村選手の言葉を借
りて「好きっちゃ北九州!」なんて気分になってスタジアムに移動しました。

  

  

 初ミクニの座席は、南サイドスタンド上段。左にメインスタンド、右に海が見えます。タッチキックが観客席を越えたら海にポチャン。その時は、福
岡県警の水上警察が船でボール拾いに行くとか。ボールボーイじゃなくてボールポリス?前方から右にかけてが、関門海峡で本州の山が見えま
す。ピッチは正方形に見えますが、球技専用スタジアムゆえ、選手が近い感じです。1階席だと選手とアイコンタクトが可能なようで、宝ヶ池球技場
のイメージですが、しっかりした理想的なスタジアムです。天候も回復し、風が心地良い。ピッチでは、両チームが練習。南側はウルグアイで、ジャ
パンより一回り大きな選手が揃っています。練習を終えて、いざ入場。場内は、ジャパンカラーの紅白のジャージで埋め尽くされています。テストマ
ッチの風景、最高に楽しいですね。さて、まずはウルグアイ国歌斉唱。この日の為に覚えてきました。「オリエンターレサ・パトウラトゥンバ・リベター
オ・コングロリアモリール・・」ほい、パーフェクトに斉唱できて嬉しい。続いて君が代。セレモニーを終えて、キックオフを待つ。

  

  

 注目は、山沢、斉藤のハーフ陣の展開と天理出身のフィフィタの突破力。ウルグアイの最多キャップの5番ディエゴ・マニョなど。キックオフからフ
ィフィタの強烈なぶちかまし、マイボールラインアウトを貰って、キャプテン坂手のスローイン失敗から、ボールを奪われるも取り返して、坂手がサイ
ドラインに近い場所にトライで先制。山沢のコンバージョンキックは失敗。その後は、中央50メートルからを含めて3つのPGを決めて14対0、CTBディ
ラン・ライリーの走り勝ちトライを加え19対0で前半を終了。ここまでの得点は全てワイルドナイツ所属の選手がスコア。ジャパンのディフェンスが勝
っていたのか、ここまでほぼボールが南側(ウルグアイサイド)で、お得な場所で観戦できました。

  

  

 サイドが変わって後半、ジャパンがトライを重ねるも「おもろない」状態。強いチームのスコアはこんなものと思えれば良いのですが、SHの球出し
スピード、ハンドリングエラーが増えて、点で動けても、線の展開ができない・・いわゆるチグハグ状態。ウルグアイ側もチグハグで、インテンショナ
ルノックオンから認定トライの判定で36対0となってから両チーム共に選手交代。試合の流れを変えるラスボス、HO堀江が登場、ハーフ陣も李・中
嶋に交代。仕切り直しですが、もっと球出し遅いかな。それに乗じてか、ウルグアイが元気に。展開してポイント作って押せ押せ、ハンドリングエラ
ーがたまにキズですが、南側でイケイケムード。11,664人の観客もこの展開に酔いしれて、ウルグアイサイドを応援。最後に南側にトライ、43対7
で、ミクニのテストマッチは終了です。
 勝利したものの課題の多いジャパン。負けても心に響くラグビーを見せてくれたウルグアイ。来て良かった・・・大満足で、両チームを見送ってか
ら、小倉のネオン街へGO!
  

  

 今回は、大分のサン・カピバラまさるさんからお声掛けいただいて魚町銀天街の「はちまる」という串焼きのお店で祝勝会。熊谷、横浜、名古屋、
大阪、大分、鹿児島のラグビー好きの皆さんと美味しく楽しく乾杯。最後は、まさるさんの粋なはからいで、前日が誕生日の私に、花火付きのバー
スデープレートで祝福していただきました。おまけにプレゼントまで貰って、ほんと、好きっちゃラグビー仲間。

  


 私からのお礼は、今日、ここに皆さんを導いてくれたテストマッチから、ウルグアイ国歌独唱。「ケッ・サブレーモス・コンプラモリール!」ありがとう
ございました。
それでは皆さんご一緒に、「好きっちゃ北九州!」

         

令和4年6月29日記


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