7月のお代官様〜尾張名古屋は食で持つ

 コロナ騒動が一段落して府県を越えての移動が容認されるようになった7月、「Go toキャンペーン」の詳細が明らかになる前ですが、最初の旅は
名古屋。母のリクエストのお墓参りと世界の山ちゃんの手羽先を食べることを目的として、自粛から脱皮します。
 母方のお墓は江南市。こちらのご先祖様は、武家の出で、目の前で一発ギャグなど発したら睨みつけられ叱責、食事中もことごとく行儀が悪い
と怒られ、しつけが悪いと母も説教されたようで、現在得意とするベロ出しポーズなど見せた日には、自決を迫られるかもで、畏れ多い面々でした
から、ご挨拶などに伺えば無礼者と一蹴、言葉も交わせず追い返されるかと思っていました。ともかく、母を通してですが恩恵を受けたお礼だけで
もと思って決死の覚悟で、訪問を決意しました。当日、世間は大雨でしたが、霊園に着いてお墓の掃除をして、手を合わす間だけは雨がやんで濡
れずに済みました。納骨したお寺、人が住んでいない故人宅などをナビと地図で探して、母の希望を叶えました。
 希望を叶えてランチタイム。土地勘の無い場所で発見した「和dining楽喰」・・・法事じゃないけど、2段重ねの松華堂御膳、ラインナップは、担々
麺、白和え、鰆の西京焼、蟹クリームコロッケ、豚角煮、はんぺん唐揚げ、お刺身、天麩羅、茶碗蒸し、五穀米、赤だし、柚子シャーベットとババロ
ア、コーヒー付きで1500円(税抜き)・・・コスパ最高のお店を発見。天気と言い、ランチと言い、ご先祖様が私たちを歓迎してくれたのでしょうか・・・
などと軽口を叩いたら、調子に乗るなと雷を落とされそうですが、少しは距離が縮まったかも知れません。

  

 お宿は、伏見・栄付近の繁華街。コロナ明けとは思えないほどの賑わいで、活気に満ちた通りを歩いて世界の山ちゃんへ。手羽先に味噌カツで
乾杯、天むすで締めて美味しく初日を打ち上る。

       

  

 一夜明けて、翌日は名古屋観光。金の鯱が素敵な名古屋城を訪問。特記すべきことは、騒動の影響でマスク着用での入場を原則とし、城内を
PRする名古屋おもてなし武将隊の加藤清正公もマスク着用で写真撮影に応じてくれました。天守閣は、耐震補強工事の関係で入場できません
が、本丸御殿が完成し、きらびやかな内装を見ることができますし、車いすも無料で貸し出してくれたので、歩行に自信の無い母も満足してくれま
した。

  

  

       

 続いて、お土産求めて大須へ移動。大須観音と商店街を散歩して、名古屋イチのお菓子「納屋橋饅頭」を購入します。一口サイズの薄皮で包ん
だこし餡が美味しい酒まんじゅうで、本家・分家関係、品質騒動などありましたが、現在、大須に本店を置く「納屋橋まんじゅう万松庵」のできたて
が、最高の贅沢です。

  

     

 ほんと、尾張名古屋は食で持つ、目的はどうあれ、名古屋には美味しものがいっぱいです。次は、矢場とん、きしめん、おひつまぶし、味噌煮込
みうどん、小倉トーストなど食べに行きたいナ。
令和2年7月12日記


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8月のお代官様〜GoTo キャンペーン
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