2019ラグビーワールカップ〜日本(JAPAN)Tour7-8

Tour7〜横浜(10月11日〜14日)
 10月10日、ラグビーワールドカップ史上初・前代未聞の決定、12日の豊田のニュージーランドVSイタリアと横浜のイングランドVSフランスの2試合
が台風19号の影響で中止・引分けという結末に。13日の横浜の日本VSスコットランドの大一番についても開催を検討しているそうで、当初予定し
ていた12日の飛行機も欠航になる可能性が高く、特別警報や計画的運休などの情報が飛び交う中、11日に新幹線で乗り込んで現地で開催を待
つことにしました。

  

  

 10月11日、業務終了次第、新大阪から新幹線で新横浜へ。同様に予定を変更して行程を早める人が多く、東京駅ホーム大混雑で到着列車の
降車に時間を要し遅延。品川、新横浜にも影響が出て25分遅れで到着。前回同様のアイマーレ横浜伊勢佐木町にチェックイン。お気に入りの「て
げてげ」地鶏もも肉の炭籠焼・ミョウガ肉巻・サンマ白ネギ巻をいただいて「へべすサワー」で乾杯、台風の回避を願います。

      

      

 10月12日、本来イングランドVSフランスの歴史的対決を観戦するつもりが中止、しかも台風が迫って来ています。一日ホテルに缶詰め覚悟で、
朝食後買い出しに、周辺の状況を確かめながらご近所の「一番」なる中華飯店でランチタイム。日替Aランチはニラもやし炒めと半ラーメンにてんこ
盛りご飯、奥様はワンタンメン、生ビール飲んで2000円でお釣りが貰えます。コスパ最高で営業時間は7時から24時まで、数年前までは24時間営
業だったそうです。食後、ホテルの部屋に籠って、テレビで台風の情報を仕入れ、時折窓を開けて風雨の状況を確認して、夜はカップ麺とサラダな
ど食べて危険回避、安全第一で静かに過ごします。風が強くなってきた21時頃、ふと外に出てみると、中華飯店に明かり、ホンマに通常通り営業
してるんや。宿泊した横浜・伊勢佐木長者町周辺は激しい雨と強風は感じたものの大きな被害なく(但し地震で揺れてビックリしましたが)朝を迎
えました。周辺に位置する多摩川沿いの川崎や小田原・箱根などで被災した地区もあり、関東・東北方面で甚大な被害が出て大変な状態になっ
てしまいました。
 被害を受けられた皆様に、お見舞い申し上げると共に、一日も早い復旧と、皆様が平穏な日々を取り戻せるよう、心よりお祈り申し上げます。

  

  

  

 10月13日、横浜の朝、コバルトブルーの空、早朝より釜石のカナダVSウルグアイ戦の中止がアナウンス。気分転換で大通り公園、横浜橋商店
街、唐沢公園などを散歩、高台から富士山が見える。そして、横浜の一戦の開催決定がアナウンスされた。決断を下してくれた方々と、運営に関
わる皆様に感謝して、たまたま通りがかった場所にあった中島八幡宮でジャパンの勝利祈願。コスパ最高の一番で炒飯と手羽先を食べて、いざ
横浜スタジアムへ。今回も得意の展望席。スタジアムの最大の欠点は、トイレが少ないこと。行列が階上まで続く異常事態。ビール販売の売り子
増やすより、仮設トイレの増設を優先していただきたいですね。

  

  

  

     

 19:45横浜スタジアム、日本対スコットランド、決勝リーグ進出を賭けた運命の一戦。15分以上トイレ行列に並んで一息、展望席まで駆け上がっ
て着席、両国入場、まずは台風19号の被災者に捧げる黙祷から、国歌斉唱、場内の盛り上がりは最高潮。Go Japan go. 最初のトライは、ラックか
ら抜けたスコットランド10番フィン・ラッセル。ジャパンは田村PG失敗で不安になるも、今大会初先発の福岡から松島への相手を引き付けての身体
能力の高い球出しでトライ。続いてオフロードパスの連続で最後は笑わない1列ガッキーがゴールポスト真下にトライ。フォワードでも優位な立場に
立って、リードを広げるべく田村のPG。続けて外すも直後にラファエレのキックパスから福岡、アメージングな片手キャッチからのトライが決まって前
半終了、21対7で折り返す。

     

  

     

 後半、いきなり福岡の快足トライでボーナスポイント。一安心もここからスコットランドの怒涛の反撃、伝統の力と集中力、油断してたらクイックスロ
ーに飛ばしパス、ディフェンスのギャップを見つけてトライ、力業でのトライと28対21の7点差。ジャパンはゴール前に釘付け、ボールを奪い取ってボ
ールキープ、時間の空費、カウントダウンでタイムオーバー、田中が出したボールを山中が蹴りだして笛、目標のベスト8確定、場内大健闘のジャ
パンに惜しみない拍手。選手スタンド一体となった「ワンチーム」での勝利です。ジャパン凄い、凄すぎます。

  

  

  

 10月14日、前夜の乾杯は「てげてげ」気持ち良く飲んでの翌朝、飛行機の時間まで雨がぱらつく中、桜木町を散歩、昼食を終えて駅に向かうと
偶然にもチームジャパンの宿舎を発見、ワールドカップ仕様のバスと人だかりで、いわゆる出待ち状態でした。松島、堀江、ヴィンピーが乗り込む、
バスの一番前の席にはジョセフヘッドコーチの姿、少し遅れてトニー・ブラウンコーチが乗り込んで出発。2台目のバスの窓を開けて我らのトモさん
が手を振ってくれました。ひとまず目標達成おめでとう、感動をありがとうございました。ほんと、大変なツアーでしたが、無事かつ最高の結末でフィ
ニッシュです。

 セミファイナルは、10月19日、イングランドVSオーストラリア(大分)、ニュージーランドVSアイルランド(東京)、そして10月20日、ウエールズVSフ
ランス(大分)、日本VS南アフリカ(東京)という組合せが決まりました。
 絶好調のブレイブブロッサムズは、どこまで勝ち続けるのか、もっと大きな感動が生み出すのか、Come on Japan! 皆さんで応援しましょう。

  

  


Tour8〜大分(10月19日〜22日)
 10月19日、伊丹から大分へ。ラグビー友達からの歓待とおもてなしで最高に大分を楽しませてもらいました。空港でのお出迎えは、あのスーパ
ーボランティアのご子息、乾杯でご一緒したのは元プロレスラー、奥様からは周辺の観光スポットを教えていただき、ペットショップボーイからは隠
れ名所の紹介。日頃は、サンカピバラズというチーム名で、タッチラグビーで汗を流しているメンバーの皆さんですから、練習もきっと笑いが絶えな
い楽しい時間だと思います。ほんと、楽しい人の回りには、楽しい人が集まるのですね。別府市の観光港付近の公園で練習しているそうですから
チャンスがあれば、手ほどきを受けてみたいです。街中は、ワールドカップに合わせてアートや音楽のフェスティバル、試合の翌日は地域を上げて
のゴミ拾い、気候も良いし、食べ物も美味しいし、温泉県大分が一気に好きになりました。

  

  

  

  

 16:15大分スタジアム、イングランドVSオーストラリア(ワラビーズ)、準々決勝にもなるとスタンドの状態が違います。国歌斉唱は両国ともに派手
に、キックオフからイングランドサポーターの「スイングロー」の大合唱。ワラビーズ側はワルチングマチルダで対抗するもかき消される。まずはワラ
ビーズPGで先制、イングランドは11番ジョニー・メイがトライ2つ連続で場内ヒートアップ。ワラビーズサイドは、あと2つのPGを重ねただけで前半を
終えて17対9でハーフタイム。

  

  

  

  

 後半開始早々、ワラビーズ11番コロベイトの走り勝ちトライとゴールも決まって17対16の1点差。流れはワラビーズに傾いたのも束の間、イングラ
ンド奪い取って力づく、パスインターセプトからの一人旅、あれよあれよとトライを重ねて40対16で大団円。絶好調のイングランドに大喜びのサポー
ター「スイングロー・スイートチャーリオット・カミフォトゥ・キャリミホーム」

  

  

  

 夜の大分の街も白いジャージ着て合唱していましたね。東京では、ニュージーランドVSアイルランド、打ち上げ兼ねて「サッテージャワ」でテレビ
観戦、押して回して走って守って46対14、黒チームが緑チームを圧倒・・・前人未到の3連覇が見えてきたかも。

  

  

 10月20日、大分府内城から祝祭の広場へ、ランチは鶏天、炭焼、鶏飯おむすびと鶏さんフルコース。地ビール飲んで幸せ。前日もファンゾーンで
同じようなメニューでしたが、杓子定規な対応の係員にプッツン、しかもハイネケンしか飲めないし、地産地消の祝宴の広場に軍配です。

  

     

  

 16:15大分スタジアム、ウエールズ(レッドドラゴン)VSフランス(レ・ブルー)の対戦。フランス、強いのでしょうか、予選では東京でアルゼンチン、
熊本でトンガに2点差勝ち、博多でアメリカに大勝も、横浜のイングランドは台風中止でドロー、これでベスト8はラッキーかしぶといか、次の大会開
催国ゆえネジ巻かれているとは思いますが、欧州チャンピオンのウエールズ相手にどこまで通用するのか、早い段で大差が付いたら、日本VS南
アフリカのパブリックビューイング見に行くつもりで座席へ。ウエールズサポーターは赤のウエア、ドラゴンの被り物、緑と白のネギカラーの旗を身
体に巻いて、ネギ背負って入場している人も見かけましたが、気合十分です。フランスサポーターは青のウエア、トリコロールカラーの旗に、シンボ
ルのニワトリの帽子に着ぐるみと、こちらも熱狂的。国歌斉唱も熱唱でこれぞワールドカップの雰囲気に酔えます。周辺を見渡すとフランスサポータ
ーの方が多いようで「アレー、レ・ブルー!」が響き渡る。前週、台風で休んでいたからか、フランスが元気。流れるような展開とギャップを見つけて
5番7番連続トライでペースを握る。ウエールズ1つ返すも前半を10対19で終了。

  

  

  

 シャンパンラグビー?こんな強いレ・ブルーを見るのは、2007年にオールブラックスに勝利した時以来?凄い集中力で畳みかけます。後半もロケ
ットスタート。ところが攻め込んできたレッドドラゴンのモールでTMO、大画面に先制トライを決めた5番バハマイヤのエルボースマッシュがクローズ
アップされてレッドカード。記録では48分に退場。あと32分も残してレ・ブルーは14人体制。73分まではウエールズのミスにも救われPG1つのみに
抑えて13対19、守り切るか攻めて突き放す?どうなる強いフランス。ウエールズの猛攻、回して押してゴール前でノックオン。それでも相手スクラ
ムを押し込んで、出てきたボールを3列モリアーティがトライ。ゴールも決まって20対19で、後は敵陣にボールを持ち込んで守るだけ。フランスのプ
レッシャーを止めてウエールズ逃げ切る。やっぱ大分、美味しくニワトリを食べる文化がフランスを後押ししたのか、レッドカードが出たものの両者譲
らずのナイスゲームでした。死闘を繰り広げた両国に拍手です。

  

  

 さて東京、日本VS南アフリカが19:15キックオフです。大分の死闘を最後まで見守らずに途中退席した方も多かったのですが、「最後の攻防を見
ずに帰るなんてもったいない」などと思いながら、パブリックビューイング会場に急ぎますが、混雑・・・「動かん進まんバス乗れへん、途中退席の人
しぇ〜かい!」予測はしていましたが、バス待ちの間にキックオフ。こちらは奥様の秘密兵器ジェイコムのテレビ放送をスマホで流します。いきなり
ボクスの走り屋マピンピのトライ。本気の南アフリカの当たりは強い。1番ビースト(テンダイ・ムタワリラ)がガッキーを投げてイエローカード。この隙
に倍返しを願うもPG1つだけで3対5まで追いつく、緊迫した前半は互角。ここまで戦えるジャパンは凄いじゃありませんか。こちらのシャトルバスは
やっとファンゾーンに、超満員で入場制限。駅前、祝祭の広場も満員で少し離れた美術館へ。移動中にポラードのPGとジャパンの選手交代などあ
って3対11に。強いボクス、じわじわと実力差を見せつけてPGとトライを重ねて引き離す。マピンピの2つ目のトライで3対26に。残り10分どこまで食
い下がるか、ここまで日本全体を熱くしてくれたワンチーム、目標のベスト8達成、歴史を塗り替えてくれたことに感謝、ノーサイドの笛を聞いたら悲
しくなるから先にその場を退出しました。ようやったジャパン、ここまでええ夢見せてもらえました。ジャパンに乾杯!

 翌朝からは大分観光。気分を切り替えていざ横浜へ。26日はイングランドVSニュージーランド、27日はウエールズVS南アフリカ。南北対決、楽
しみ楽しみ。
  

  


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