10月のお代官様〜恐竜と要塞

 お代官様が社会人デビューしたのは、今から40年以上前、福井県敦賀本社の会社に就職した時です。荷物まとめて大阪駅から特急「雷鳥」に
乗って北国へ。ずっと大阪や京都で過ごしてきた自称都会人のボンボンが、都落ちする気分で福井県に。

  

 三畳一間の寮生活、夕食付き、洗濯は寮母さんがしてくれるという社会人スタートとしては最高の条件だったのですが、ボンは「自由が利かな
い、食事まずい、暗い、田舎嫌や」と不平ばかりで、福井が嫌いで、良い思い出がありません。

  

 今のお代官様なら、福井の良いとこ、美味しいもの探して、福井生活をエンジョイしようと努力しますが、当時はそんな余裕さえ無かったんでしょ
うね。「こちらが好きにならなきゃ、相手も好きになってくれませんよ。」なんてアドバイスしてやりたいのですが、ボンは人の言うこと聞かなかっただ
ろうな・・・と、反省の意味を込めて、バドミントンの無い連休を利用して、福井を旅することにしました。

  

1.丸岡城:スタートは県北の坂井市、まずは、日本100名城を巡ります。現存12天守の一つで、小さく美しく。場内の急階段を登るのに難儀しまし
たが、手作り感あふれる名城だと思います。
      

2.戦国自衛隊:丸岡城は角川映画・戦国自衛隊のロケ地で、近くにある一筆啓上日本一短い手紙の館にジオラマが展示されています。ヘリコプ
ターや戦車も入ったすぐれもの、千葉真一さんも探さなきゃ。

  

3.一筆啓上茶屋:お城の下でのランチは、ソースかつ丼とおろし蕎麦の福井県人セット。昔の話、ボンはヨーロッパ軒のソースかつ丼を邪道だと
罵りましたが、大間違い、卵とじかつ丼より、豚肉の旨味を引き出している一品ですぞ。ボンにイエローカード!

  

4.一乗谷朝倉氏遺跡:二つ目のお城は福井市、天守閣はないけど周辺に遺跡が点在する一乗谷城、福井の小中学生の遠足の定番だそうで、
見どころ満載、ゆるキャラ「朝倉ゆめまる」君のマンホールの蓋も展示中。

  

5.復原町並:戦国時代の武家屋敷を再現。土塀や薬医門なども良いではないか。

  

6.一乗谷の華:季節の象徴、彼岸花が咲き誇り、城主の朝倉公も一緒に撮影することに応じてくれました。さすがの貫禄、華がありますね。

      

7.一乗谷あさくら水の駅:道の駅には、三連水車、後方の足羽川には屋根付きの堰、なかなかの寄り道映えスポットです。

  

8.恐竜王国:福井駅前は、恐竜のテーマパークに。かつて寂しいイメージだったのに、現在は恐竜のオブジェが並びます。ともかく、やたらと撮影
したくなるプチイベント会場ですね。
  

9.トリケラトプス:東口では親子で、西口では壁を突き破って暴れてる?
     

10.湖上館PAMCO:今回のお宿は、若狭町のクラフトビールのお宿。雰囲気も良いし、ロケーションも良いし、地魚のお刺身美味いし、頭から尻
尾までバリバリかじれるカレイの唐揚げ最高でしたが、要のクラフトビールがお口に合わず・・・残念。

  

11.リフト:かつての梅丈岳の展望台へは、ケーブルカーかリフトで。今回は、風を感じるリフトで山頂までひとっ飛び。ここは、しっかり整備された
レインボーラインの目玉観光地になりましたね。
  

12.天空のテラス:山上のテラスには、足湯、ソファー、ベッドまであって、好きな体勢で三方五湖や若狭湾を展望することができます。

      

13.五木の園:ご当地出身の歌手、五木ひろしさんの碑があって、レコード大賞受賞曲「ふるさと」が、流れています。

  

14.メビウスの輪:はい、楽しさ永遠という感じで、和合神社と向き合ってそびえております。手を変え品を変え、天空のテラスは観光客を楽しませ
てくれます。
  

15.カイリューGET:美浜駅を訪問、目的はポケモン柄のマンホールの蓋探しです。新しい商業施設ができて、人でごった返していました。ポケモ
ン人気凄いなと思って覗くと「プリキュアショー」開催。いずれにせよ賑わうってのは良いことですね。

  

16.赤レンガ倉庫:さてさて敦賀に里帰り。気比神宮にお詣りして、気比の松原で泳いで、平和堂で買い物して、秋吉で焼き鳥注文したら昔を思
い出すかも知れませんが、あれから40年、当時私を指導してくれた会社の先輩方や同期の面々はどうしているやら。ほとんどの方が定年退職か、
虹の彼方か?新幹線が来てこちらの交通網も整備されて、きれいで明るい都市になりましたね。とりあえず現在のの観光地の一つ赤レンガ倉庫
へ行ってみます。
  
17.敦賀駅:駐車場に車を止めて白銀の交差点から駅方面を展望。かつての寂しいイメージと大違い、駅前は賑わいを見せて駅の横には大きな
立体駐車場、駅舎の後方には要塞かと思われるような、モダンなデザインの高層建築。これが、北陸新幹線の終着駅の建物の姿なんですね。

  

18.要塞:新しい敦賀駅は、もともとのプラットホームのはるか彼方、たくさんの線路を越えなければ行くことができません。もともと線路を挟んで
表が町への玄関口で、裏側は工場が並んでいるだけの敷地だったのに、そんなところに難攻不落の要塞ができたようで、北陸新幹線に乗車する
には、表で入場券を買って駅構内に入って、跨線橋、エスカレータを乗り継いで行かなければなりません。聞くところによると、裏口は、申し訳程度
に付け足したそうです。
  

 乗り換えの便宜から、名古屋行きの特急しらさぎと大阪行きの特急雷鳥専用のホームを要塞の下に配置していますが、あまりの変化に度肝を
抜かれました。参考まで、敦賀から東京まで3時間15分ほど、えらいこっちゃですね。

  

19.小浜:町の駅でポケモン蓋採集。お隣には寄席ができていましたね。

  

20.高浜:海と旅するマーケット「UMIKARA」夕食のおかずに、名産の鯖の串焼きと鰻の握り飯を買って旅を終えます。福井県、まだまだ行きたい
ところが行列していますし、海の幸最高、蟹だけ違いますよね。福井の素晴らしさがわからなかったボンにレッドカード、大人になって、もっともっと
福井をエンジョイしましょうね。
  

  

令和6年10月7日記(旅は10月5日〜6日)


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