10月のお代官様〜四つの旅

 四つの旅と言うても、パリ・マルセイユ・ニースとかの夢みたいな旅ではありません。ラグビーワールドカップ・フランス大会、興味はありましたが、
資金面、日程面、チケット手配の難しさ、フランス人に対する嫌悪感など含めて、今回は断念しました。

  

 さて、私の旅の発端は、チ〇横のカイカイから。いわゆる「インキンさん」ですが、特に夏場はかゆくなりますが、涼しくなれば鎮まる季節もんと考
えて、ほったらかしておいたら成長。風通し良くしてもダメ、ピロエース塗ってもダメ、挙句の果てはジュクジュクで、会社の近くの皮膚科を訪問。町
のクリニックでは治療できない程の成長で、切除手術が必要ゆえ、済生会中津病院への招待状、いえ、紹介状を貰って大病院にチェックイン。
 健康診断や予防接種だけでも大騒ぎする私が総合病院?注射針見るだけで血圧上がるし、血が出たら卒倒しそうになるし、手術とか入院なん
て行方くらますかな。はい、ビビりながらも大病院のマニュアルに従って形成外科までご案内。女医さんと聞いてたから、ヒステリックに説教されて
怒られることを覚悟したのですが、大間違い、かわゆいお嬢様って感じですが、にこやかにテキパキと仕上げてくれる才女タイプの先生ですから、
痛々しい私の下半身をお任せすることにしました。(セクハラ発言の連続・・お許し下さい。)

        

  

 病名は「右外陰部皮膚悪性腫瘍(乳房外パジェット病)」で、局所麻酔で切除、人工皮膚を貼り付けて様子を見る、期間を置いて全身麻酔で縫
合、抜糸して一体化でしっかり歩けるようになる、という四段階の治療、二回の手術(入院含む)なんて、ほぼほぼ未体験ゾーンです。医師を信頼
して、まな板の鯉として料理していただきますが、やっぱ、メスや点滴、手術室も怖いから、そんな日々を四国巡礼の旅に例えてポジティブに過ご
して行きたいと思います。
 スタートは、10月10日。済生会中津病院に入院して手術、退院するまでを「発心の道場」と位置づけました。手術は無事終了、腫瘍の切除を完
了して周辺への影響なし、リンパへの影響もなく、期間を置いて縫合の手術を待ちます。
 退院から、縫合の手術までを「修行の道場」と位置づけして、禁酒、禁バドミントンで静かに過ごします。

     

  

 次の入院は、10月30日。全身麻酔で患部を縫合します。退院するまでを「菩提の道場」と位置づけ入院生活をエンジョイ(?)します。寝巻、タオ
ル、食器などがレンタルできる入院セットを借りて安静に過ごす予定です。
 最後は、退院後、抜糸が終わって禁酒、禁バドミントンの制限がなくなって、今まで通りの日常生活が過ごせるようになるまでを「涅槃の道場」と
位置づけ全快を目指します。
 南無大師遍照金剛。すべての旅を終えたら、こんな御詠歌をつぶやきたいです。
「あなうれし 行くも帰るもとどまるも 我は大師と二人連れなり」

  

2023年10月19日記


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11月のお代官様〜価格改定
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