第19回新二島杯〜コロナ騒動の中「できるかな?」

 2020年、オリンピックイヤーかと思えば、パンデミックで大騒動。前回大会開催後、地区の大会から、社会人大会、高校野球にJリーグ、大相
撲、オリンピックまで中止になるなんて、アイ・キャント・ビリーブ・イット!外出は自粛、府県境を越えての移動禁止、体育館は使えないし、密閉、
密集、密接は回避なんて凄いルールが提示されましたね。大阪は、皆さんの努力で広がりを抑えてきましたが、油断大敵、二次感染など発生し
ないように努めましょう。そんな、状態ですが皆さんとの楽しみだけは守りたいので、最低限のルールを守って、いつもの大会を開催したいと思いま
す。
 今回のテーマは、「できるかな?」・・・コロナをぶっ飛ばせとか、やっつけろなんてテーマを掲げたかったのですが、予見不可能ですから、「できる
かな?」を選択しました。

  

 こんな案内で7月から募集を始めた第19回。開催可能か疑心暗鬼、神のみぞ知るなどと無責任に案内を配布していたら、童仙房合宿直前で申
込殺到。定員96名に対し申込91名、しかも初参加とか、お顔も実力もわからない方が多くて、スタッフとして動いてくれる人や、キャプテンに指名
する人も確保できないので、いったん募集をストップ。まずは社会情勢を考えて、増員を検討。ソーシャルディスタンスを保ちながらも、いつも通りの
テイストで楽しく羽根を打てることを考えた結果、気心の知れたスタッフ募集を前提に、定員120名まで増員しました。各個人の職場、家庭の事情
を考えて自粛の道を選択する方のことを考えてキャンセル待ちも準備して、当日は120名参加で開催できました。

  

 人的要因だけでなく、コロナ対策。ソーシャルディスタンスを保ち、試合中以外は4つの扉を開けて換気、マスク着用を原則とし、二島コロナ追跡
システムとして9月いっぱいは主催者と連絡を取り合えるようにして、事前に対策をお知らせして、会場側とも打合せ。当日は、主催者自ら会場内
を徘徊して、三密チェック。各キャプテンには、事前事後の健康チェックを依頼してリスト提出。スタッフには、対戦終了後の扉の開閉をお願い。事
実、タイムスケジュールを気にしながら運営していました。

    

 当日の朝は、早い時間からお手伝いしてくれる方が集まりました。今回は、ガット張りの店ネットインとVICTORさんのご支援で史上最高の賞品
が揃ったようですし、ドタキャン対策要員として志願してきてくれた人も来ていざ開会。いつもなら、お代官様劇場としてしゃべり倒したり、高知県の
PR、オールブラックスのハカを舞ったこともあったし、国歌斉唱(独唱)なんてのもありましたが、今回は自粛。キャプテン紹介を終えてさらりとスタ
ートしました。

  

  

 各チームに分かれてキャプテンよりコロナ対策の注意を徹底、いつもの二島杯がスタートです。今回の参加者の内訳、男子73名(うち初心者1
名)女子47名。初期に申込いただいた方の平均年齢が低く、最も年齢が高いのがお代官様前後の年齢で、エースクラスにリッツ大学の現役選手
2人が来て、越後屋さんやボクちゃん、キューティクルくん辺りが2番手に位置するという強烈なチーム編成。シャトルを打つ音もビシッ・バシッ。普
段のボコボコ・カキーンという音とちゃいまんがな。コロナ騒動で自粛を強いられ、練習場を奪われたバド愛の強い皆さんの叫びなのでしょうか、凄
い熱戦、凄い声援。盛り上がってくれるのは良いけど、ここからコロナは出さないでね。などと心配しながら、6コート全てで5セット終えたら換気の
徹底。午前中の3試合を終えた状態では、各チームごちゃまぜ団体戦とは思えない一体感。戦い終えて愛が芽生えたなんて構図もあったかも知
れませんが、この会場での濃厚接触だけはご遠慮下さい。いつもはランチ休憩の間に、ゲームを楽しむ方が多いのですが、今回はコロナ対策ゆえ
扉全開、風を感じるバドミントンになったかも知れませんね。
  

  

 ところで、お代官様。娘同然に可愛がってきたエコトラ次女がキャプテンのチーム。同じ京都産業大学出身、チーム名も学章に配置されたギリシ
ャ神話の半身半馬の賢者ケイロンをかたどった星座、サギタリウスにちなんで、チームサギタ。荒木総長の提示した建学の精神を伝承し、産学共
同、神山スピリッツにPOUR UNIVERSITY、負けるわけにはいきません。などと言いながらも、大会では楽しむことばかり追求して勝つことができな
いお代官様ですが、チームは午前中3連勝。いつも一緒に練習しているメンバーも多く、優勝できるかも。

  

  

 さて、午後の対戦スタートです。ウエストサイド側を勝ち抜いたのはチームナイト。初心者を配置するも女性陣が元気な盛り上げ隊。初キャプテン
のナイトさんもチームメイトからリーダーリーダーと呼ばれて頑張って勝ち抜いてきました。イーストサイド側は4勝1敗が、サギタとアグリ。二島ルー
ルに従い、直接対決に勝利したチームサギタ。すなわち主催者のチームが決勝進出。チーム編成が怪しい?いえいえ、老体に鞭打って頑張りま
したし。

  

  

 決勝戦は白熱。サギタVSナイト、1−1からの第3ダブルスはホモイチ&お代官様の門真組、相手はテラさん&タマさん。壮絶な戦いを制したの
はお代官様。2−1からのキャプテン・エコトラ次女の登場です。こちらも大声援をバックに壮絶な戦い。先にラストを取られてサーブ権を奪い返した
キャプテン、見事なサーブミスで観衆をズッコケさせてゲームオーバーで2−2に。最後はレディースでいつも一緒に練習しているナカちゃんVSヤア
姉。ナカちゃんの相方はいぶし銀のキク姉、ヤア姉の相方が唯一の初心者のイケメン君。この大舞台に両者緊張、信じられない空振りにポカミス。
ほとんど初めて出る試合で決勝進出の初心者君。自分の勝敗次第で天国か地獄って大変な経験できましたね。はい、バドミントンはミスが少ない
方が勝ち。そんな教訓通り、チームサギタの優勝です。

  

  

 騒動で苦労しましたが、今回はエコトラ次女が、キャプテンとして初優勝。主催者を含めて最も二島らしいチームが豪華賞品を手にしました。
 結果がご不満な方が多数を占めると思いましたが、制限はありましたが、一日楽しく皆さんと羽根を打てましたし、ご参加の皆さんがお礼を言っ
て帰っていく姿をみて、開催して良かった。「できるかな」を制し、楽しい大会ができたかな?

  

  

 ご参加の皆さん、スタッフの皆さん、本部席で裏方徹してくれた裏代官殿、誠にありがとうございました。次回も、できるかな。          
令和2年9月15日記


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第20回新二島杯〜Well Done !
第20回新二島杯〜Well Done !