2024年3月のお代官様〜White day

 ホワイトデイと言えば、バレンタイン返しの日で、モテモテの男性には出費が重なる日だと思っていたのですが、最近ではバレンタインデイに好き
な人にチョコレート贈るなんて風習が薄くなっているから、返礼品のマシュマロなんて販売しているのでしょうかね。

  

 我が家にとってのホワイトデイは、結婚記念日でして、毎年、食事に出かけたり、旅行したり、バタバタの日常を忘れるようなイベントでアニバー
サリーを祝っています。30年記念の真珠婚式の時は、いつもの二島杯(バドミントン大会)をパールカップなんて名前にして祝福を強要しましたが、
コロナ禍も重なって、派手なものにはなりませんでした。
 今年は32回目、会社に近い中津のお気に入りのイタリアン、ドン・フランコで小さく乾杯です。まな板盛りの前菜、ハマチのグリル、パスタはピリ
辛ホルモンのベスビオとナポリ気分を満喫、ついついワインを飲みすぎましたが、やっぱ、ボーノボーノ。お店で美味しく楽しい夜を過ごせました。

  

  

  

 続いて、バドミントンの練習が無いので、丹後半島へ。いつもは網野(夕日が浦)で宿泊していましたが、今回は変化球、丹後(間人)方向の宇
川温泉よし野の里を選択しました。お宿はロッジ風で調度品も揃っていて、自炊やバーベキューも可能ですが、この時期ゆえ、女性向けの蟹会席
コースをセレクト。前菜から茶碗蒸し、蟹刺し、焼き蟹、蟹すき鍋、天婦羅、酢蟹、蟹雑炊、最後はアイスとプチケーキで締める優れもの。女性向け
って銘打っていましたが、おっさんも満腹満足。
  

  

  

 なんたって、丹後の蟹のチャンピオン間人(たいざ)蟹ですし、蟹のプロ・配膳係のお姉さんが最も美味しくいただく方法を教えてくれるし、クラフト
ビールとも相性が良いし、これだけ熱心にお世話してくれるから、人気のお宿で満室になるのもわかります。朝食も和洋折衷、日帰り入浴施設を
兼ねているだけに、湯船も広いし、あつ湯とぬる湯、露天風呂にサウナ、ジャグジーと充実のラインナップ。リピーターとして戻ってきたい究極の宿
泊施設です。
  

     

  

 観光については、鳴き砂の琴引浜、伊根の舟屋。天の橋立あたりがメジャーですが、今回はマイナー路線を追求。
 間人の立岩付近を散策、見ものは丹後古代の里資料館で、屋外に弥生時代のかやぶき屋根の住居を展示しているのですが、3棟のうち2棟が
整備不良で立入禁止、中を覗くと宴会しているグループを発見。「誰やだれや!」なんて言いながら覗いてみるのも楽しい思い出。道を挟んで向か
い側に位置するのは、竹野神社。丹後地区の伝説など満載だと思いますが、静かな境内から神域を見上げればガサガサという音。どちらの神様
かと思えば、お尻の赤いお猿さん。近づくと逃げましたが、小さな群れでお詣に来ていたようですね。

     

  

  

 伊根町では、舟屋付近はメジャー観光地化していて風情が無いので、浦嶋神社を訪問。幟が立ち並び、駐車場に車が集まり、人がぞろぞろと入
って行きます。ついて行って本殿を見上げると、裃の人が花を持って周囲を回る、地域の顔役らしき人達が焚火を囲んで集合、社務所では棒状の
くじを求めて並ぶ人の列。例年の延年祭とかで、ゆっくり見守っていれば餅巻きとか、お能の舞い・翁三番叟(おきなさんばそう)奉納も行うそうで
すが、浦嶋神社で浦島太郎状態ゆえ、一時退散。そんな地域のビッグイベントにたまたま出くわしただけでも、お買い得だったかも知れません。

  

  

  

 最後は、天橋立ワイナリーでお気に入りのワインを購入。敷地内のぶどう畑のマルシェにて米粉のカレーパンなど購入してランチタイム。帰路、
道の駅・京丹波味夢の里でお土産を買って、アニバーサリーツアーをフィニッシュとしました。
 33回目の来年は、何して遊ぼうかな?次回があるとは限らないって?まあ、次回も連れて行ってもらえるよう努力します。

     

  

  

令和6年3月18日記


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